2013年04月07日10:00 カテゴリ自己啓発日本人論 栗城史多の世界 日経ビジネスに「登山家」栗城史多(のぶかず)氏の記事があったのですが、彼は登山家だろうか、という疑問符が記事全般に盛り込まれていました。正直、貧相な発想だと思います。なぜ、人はある一定の括りに収めようとし、その結果、栗城氏を登山家、いや、そうでないという意味のない論争に展開させるのか、私にはまったくもって理解できません。 栗城史多氏は大学生の時、登山部にいた振られた彼女にもう一度アプローチし、付き合ってもらいたいという気持ちからマッキンリーを目指しました。それが高じて、単独無酸素登頂を世界の大陸で制覇し続け、最後にエベレストに挑戦するものの4度の失敗、そして、いまや9本の指を凍傷で失いかけています。 私が彼とバンクーバーで出会ったとき、小さな体ながらも前向きに常に一歩踏み出すその姿にずいぶん感動しました。実は私のオ