二次創作者、ことに女性の二次創作に関わる者たちが、もっとも蔑視するのは「もうけ主義のぼったくり価格」でも「好きでもないのにイナゴとして流行ジャンルを渡り歩くこと」でも「テンプレの過激エロを首と名前だけすげ替えた作品」でも「下手くそ」でもなく、「メアリー・スー(Mary Sue)、ないし過剰なオリジナリティが丸出しの作品」である。 絵の、漫画の、文章の上手い下手は関係ない。 描かれた内容に「やけに有能で話の中心に存在するオリジナルキャラクター」や「テンプレートな設定以外の、過剰に設定の細かいパラレル世界」や「まるで原作キャラクターとは似ても似つかない解釈をされたキャラ」や「原作設定に対抗するようなリアルさ、緻密さを追求した考証」、そして「上記の要素を満たさないが『この物語は作者の実体験に基づいています』と宣言する脚注*1」が含まれている場合、その作家は「痛い」と後ろ指さされ、その作品は m9