七生養護学校で2003年7月におきた、都議会議員らによる学校現場の「視察」。教育現場への不当な介入ではなかったのか、産経新聞の報道は適切だったのか、その後、七生養護学校の性教育は大きく変わることとなった。「こころとからだの学習」の是非をめぐる裁判が、東京地裁で続いている。 2月25日、東京地裁で七生養護学校「『ここから』裁判」の口頭弁論がありました。(前回傍聴記) 七生養護学校「『ここから』裁判」について 2003年7月2日の都議会の一般質問で、「不適切な性教育」と取り上げられたことをキッカケに、東京都日野市の都立七生養護学校で行っていた「こころとからだの学習」という性教育が破壊されたとして、七生養護学校の当時の保護者や元教職員らが東京都、都教委、3名の都議、産経新聞社を訴えました。 「『ここから』裁判」は、争点整理を終了し、現在、証人調べに入っています。これまで元七生養護学校教員2