バチカン発の天気予報の「意義」 : ウィーン発 『コンフィデンシャル』2009年05月15日06:00 カテゴリカトリック バチカン発の天気予報の「意義」 世界に約１１億人の信者を抱えるローマ・カトリック教会の総本山、バチカン市国に気象観測所が設置され、今月１１日からバチカン市国を訪れる信者や旅行者にインターネットを通じて、温度、湿度、風力などの天気情報を提供しているという。もちろん、近日の天気予報サービスも含まれている。バチカンの気象情報を知りたい読者は、www.vaticanstate.vaのサイトを尋ねられたらいい。 さて、賢明な読者ならば、世界最小の国土０・４４平方キロのバチカン市国の天気予報とイタリアの首都ローマ市のそれとは同一ではないか、バチカン市国の天気予報を独自発信する必要性はあるのか、という疑問が沸いてくるはずだ。当然だ。 しかし、バチカン放送を詳細にチャックしても、その辺の事情や背景について、何の説明も見当たらない。そこで当方流の解釈を紹
