ライター・編集者の飯田一史さんとSF・文芸評論家の藤田直哉さんの対談。今回は映画『ゴーストバスターズ』について語り合います。 時代性や社会性があるのか、ないのか 飯田 リブートした『ゴーストバスターズ』、お気楽映画だったね。もっと構えず生きようぜ、肩の力抜けよ、っていう作品。 冴えない物理学者のエリンがその昔友達のアニーといっしょに書いたオカルト本のせいでコロンビア大学のテニュア(終身雇用)を逃しかけて勝手にAmazonで売ってるアニーのもとに取り下げてもらいにうさんくさい大学に行くとアニーはホルツマンというあやしいパンクスみたいな発明女といっしょにおばけの研究しててこりゃだめだと思うが、エリンのもとに昔書いた本を読んで「幽霊が出た」と言う屋敷の人間を紹介したら取り下げてやる、と言われてみんなでその家に。まじで地下室から幽霊が出てくるのを見て大興奮、それをYouTubeにアップされてみんな