百田尚樹『殉愛』(幻冬舎)の出版から4ヶ月経つが、騒動はなかなかおさまりそうにない。3件の裁判が続行中なのはもちろん、さくら夫人サイドがさらにメディアを訴える動きもあるというし、同書の嘘を暴いた反証本『百田尚樹「殉愛」の真実』(宝島社)も売れ続けている。 とくに、この間、ネットで囁かれてきた『殉愛』とさくら夫人の疑惑を徹底検証した『「殉愛」の真実』の反響はすさまじく、初版5万部はあっという間に完売。Amazonで500件近いレビューがつきながら、星5つの評価を保っている。 そんな中、プロインタビュアーの吉田豪による『殉愛』と『殉愛の真実』の読み比べが一部で話題になっている。『殉愛の真実』の発行元・宝島社の雑誌「宝島」5月号で「『殉愛』vs.『殉真』、私はこう読んだ!」と題し、お笑い芸人のプチ鹿島と対談。独特の解釈を披露しているのだ。 最初に『殉愛』を読んだとき、吉田は「完全に『空手バカ一代