大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長は9日、内閣官房参与の藤井聡京都大大学院教授が大阪都構想をめぐる公開討論の申し入れを拒否したことについて「非常に残念だが、僕が直接対応しなきゃいけない人かどうかも見えてきたので、もういい」と述べ、これ以上は自ら公開討論を求めない意向を示した。市役所で記者団の取材に答えた。 「権力者なのに、社会常識わかってない…もういい」 橋下氏は「一般常識を知らない人に対して、公開討論をしようと力を入れた自分も情けない」と皮肉交じりに反省。一方で藤井氏が仮に公開討論に応じる姿勢に転じた場合には「最優先でスケジュールを合わせる」とし、「僕1人で行くから、藤井さんは仲間全員連れてきて。藤井さんと愉快な仲間たちでいい」と語った。 藤井氏は7日に自身のホームページで橋下氏の申し入れについて「討論ではなく、一種の脅迫だ」「根拠を明示しない公開討論の申し入れは強大な公権力者による言論封