「ヒューマンネイチュア」以来2度目のコンビとなるミシェル・ゴンドリー監督と脚本家チャーリー・カウフマンの最新作「エターナル・サンシャイン」。アカデミー賞脚本賞も見事受賞した本作だが、果たしてどのように生まれたのか? ゴンドリー監督とカウフマンが創作の過程を語る。(聞き手:町山智浩) 「エターナル・サンシャイン」はこうして生まれたミシェル・ゴンドリー監督「エターナル・サンシャイン」の原題「Eternal Sunshine of the Spotless Mind(一点の汚れもなき心の永遠の陽光)」は、劇中でメリー(キルステン・ダンスト)が言うように、18世紀の英国詩人アレキサンダー・ポープの恋愛書簡詩「エロイーザからアベラードへ」からの引用だ。 「このタイトルは一発で覚えにくいから面白いと思ったのさ」脚本家のチャーリー・カウフマンは言う。「実は、僕の『マルコヴィッチの穴』でジョン・キューザッ