改憲と「緊急事態条項」の創設が最大の争点となる参議院議員選挙の投開票日まで、いよいよ1ヶ月を切った――。 安倍総理は全国各地の遊説で、改憲という真の争点を隠し、「アベノミクスの継続」をアピールしている。しかし、今回の参院選で、自民、公明、おおさか維新の「改憲勢力」が78議席を獲得すれば、衆参ともに「改憲勢力」が全体で3分の2議席を占めることになり、憲法改正の発議が可能となる。現行の日本国憲法は、ギリギリのところまで追い詰められている、と言える。 改憲は、安倍総理の宿願であると言われる。しかし、安倍総理をここまで改憲へと突き動かす熱情の源泉とは何か。その思想的バックボーンとは、一体何なのか。 2012年末に発足した第2次安倍政権の特徴のひとつとしてあげられるのが、「神道政治連盟議員懇談会」や「日本会議議員懇談会」といった、「宗教右派」と呼ばれる団体に所属している閣僚が大勢を占めていることであ
![【IWJ検証レポート】改憲への熱情の底にひそむ「国体復活論」~安倍政権を思想的に支える日本会議、神道政治連盟、そして伊勢神宮の「真姿」とは――宗教学の第一人者・島薗進氏(上智大学教授)に訊く | IWJ Independent Web Journal](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/360ae09b702564dd7b49c544009d1f13710b7016/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fiwj.co.jp%2Fwj%2Fopen%2Fwp-content%2Fuploads%2F2016%2F06%2F160618_310114_ec-640x360.jpg)