別の質問に行なった回答に一部加筆修正を加えたものです。 現代仮名遣いの定めがおかしいのです。 “長音は母音を重ねる” (厳密な引用ではありません。以下同じ) と言っておきながら、 「かあさん」「じいさん」「ふうふ」「ねえさん」は原則通りなのに、 どういうわけか (忖度すれば、圧倒的多数を占める漢字音の表記を顧慮したものでしょう)、 “オ列長音は『おう』『こう』…と書く” と言い、 「父さん」の発音は「トーサン」ですから、発音通りに表記するという原則によれば「とおさん」と書くべきものを、「とうさん」と書かせることにしたのです。 おかげで「そうっと触ってみる」「ようく考えてみよう」といった妙な表記が行われるに至ったのです。 「そっと」の「そ」、「よく」の「よ」を長く延ばしたときに、なぜ「う」が出現するのでしょう。 * 金田一京助博士の『明解国語辞典』では「おお」「こお」…の方式でした。 現在『
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