先日、NHK映像ファイル『あの人に会いたい』という10分番組で沢村貞子さんの回があり、録画していたのをちょっと間をおいて視聴したのですが、思わず泣けるようなことを語ってらっしゃいました。報われた人生だったんじゃないかと、そう思えました。 この番組は物故した有名人の方々のインタビュー映像(NHKに残っているもの)をつなげて作っているものです。時々拝見しているのですが、本当に素晴らしい文句なんかに会えることもありこの頃好きな番組の一つです。 沢村貞子さんのお名前を憶えたのはたぶん母が買っていた『暮らしの手帖』(第二世紀)をよく読んでいたからです。連載のエッセイとして『私の浅草』も目にしていたのでしょうけれど、記憶にあるのは『私の台所』ですね。後に朝の連ドラで「おていちゃん」(昭53)を見たあたりで、ようやくあのテレビの女優さんとエッセイストの沢村貞子さんが頭の中で一致したという次第。 私は本当