映画に関するpolypropyleneのブックマーク (3)

  • さよなら飲むヨーグルト - ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

    この日記を読めば分かるように、おれは基的に感傷的な人間で、過去の思い出に耽溺してノスタルセンチな気分になるのが大好きな「思い出中毒者」なんだけれども、実際のところ、今までの人生に、中毒するほど美しい思い出があるか、といえば、そんなものがあるわけもない。じゃあ、全然無いのかよ、と言われれば、それはそれでまた違うのだ。さすがのおれでも、在りもしない思い出に浸ることは難しい。大体は実際の思い出を再編集して愉しむことが多い。思い出を切ったり貼ったりする。ささやかな美化を行う。意味を置き換える。 そんなことを続けていくと、編集前の記憶は段々と曖昧になってゆく。「現実と虚構の区別がつかない」なんて、いかにも三文小説に出てきそうな文章だけど、しかしそれは実際に起こってしまうことなのだ。もちろん、記憶として残っているからには、実際にそのようなエピソードがあったことは事実なのだろう。事実関係を改竄するよう

    さよなら飲むヨーグルト - ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
  •  ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 - イチニクス遊覧日記

    学生時代は、周囲にアニメがすき、と公言することをためらっていた私はたぶん自意識過剰で、それでもエヴァは唯一人前で話題に出すことができたアニメだった気がする。再放送されるたびに、録画ビデオがまわされるたびに、どんどん共通認識になっていくあの物語の、どこに私が思い入れてたかといえば、子どもがロボットに乗って戦うという、そのことの描き方にだと思う。あのネガティブさっていうか、正義とかそういうのとは、かけ離れたところにある戦いが新鮮だった。キャラクターにはあまり思い入れがないし、物語の深読みとかもあまりしなかった(というかできなかった)。ただ、エヴァが暴走したり、使徒の動きの気味悪さだったり、エントリープラグ内を満たすLCLの感触を想像したりということでぞくぞくしていた。特に初号機の動きが好きで、ヴェルディの「Dies irae」が流れるときには鳥肌すらたった。なんでかわからない。けど、あの生物っ

     ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 - イチニクス遊覧日記
  • 未来でもない、過去でもない | 藤崎圭一郎の雑思録

    「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」を観た。とても仲良かったけど、卒業以来ぜんぜん連絡を取ってなかった友人に、久びさ会う感じがした。気恥ずかしい。とりあえずお互いあんまりしゃべらない。相手の様子を見て、変わったなとか、変わってないなとか。成長したなとか、声、昔のまんまだなとか。で、そのうちいろいろ思い出して熱くなる。 気恥ずかしいから、画面の隅の方ばかり見てました。シンジは12年前のままDATで音楽聴いてましたね。第3新東京市の建築は、可動式の未来の建築ですが、日用品のデザインは未来のものではありませんでした。ネルフのセキュリティゲートも磁気カード式だし、ケータイより緑の公衆電話のほうが目立っています。ケータイはシンジが圏外だと冒頭で言っていました。ミサトも持っていたけどほとんど使わない。電車の中でもケータイしている人はいなかったし。ケータイは映画制作者にとって使いにくい小道具です。あまりにデ

    未来でもない、過去でもない | 藤崎圭一郎の雑思録
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