ハムスターといえば、「小さい」「可愛い」。ついでに、漫画などの影響などで「忘れっぽい」なんて印象も持たれている。 でも、実は意外と知らない小さな悲しみがあるということを、約30年ぶりに飼ったハムスターに教えられる日々だ。 人に慣れる個体もいれば、いつまでたっても噛みつく個体もいる。放任でも丈夫な個体もいれば、生まれながらにして病弱な個体もいることなど、個体差は予想外に大きいが、一様に悲しいのは、ケージを掃除された後に見せる絶望感だ。 ハムスターは本来、土にもぐって巣穴をつくって生活する生き物で、地中のトンネルに「食糧貯蔵庫」「トイレ」「寝室」などいろいろ分けて設けている(コネタ既出)。 そのケージの中やチューブを掃除された後には必ず、種などを貯めておいた場所の確認をしたり、所持品や環境のチェックを必死でしまくる。悲しい姿だ。 我が家のハムスターの場合、どういうわけか種の皮をご丁寧に剥いて巣