C++コンパイラオプション 第1部第2章：『C++のコンパイル』では，その名の通り，C++で書いたソースコードをコンパイルし，実行する方法を説明しました。このときシェルに g++ -o hello hello.cpp と打ち込みました。『hello.cpp』はソースファイル名，『hello』は実行可能ファイル名ということは何となくわかるのですが，それでは『-o』というのはいったい何なのでしょうか？実はこの『-o』が，その後に続く文字列が実行可能ファイル名であることを指示しているのです。もし， g++ hello.cpp のようにしたなら，このときは『a.out』という名前で実行可能ファイルが生成されます。 どのコンパイラにも言えることなのですが，C++はまず『ソースファイル』をコンパイルして『オブジェクトファイル』を生成し，それをリンカがライブラリファイルなどと結合（リンク）して『実行可能ファイ
