「NHKスペシャル|終わりなき人体汚染~チェルノブイリ原発事故から10年~」を4回に分けて文字に起こしました。文字おこしの最終回は、知的障害を持つようになった原発労働者がMRI検査を受けたところ前頭葉に空洞が見つかったこと、そして、汚染が最もひどい地域、の周辺に広がる汚染地域でも、最もひどい地域と変わらない体内被曝が見られたこと、を伝えています。 原発作業員の脳が萎縮、CTスキャンで判明…ドキュメンタリ「終わりなき人体汚染~チェルノブイリ事故から10年~」文字おこし(3) (文字おこし、続き) ウラジミルさんは、再び脳の専門病院を訪ね、詳しい検査を受けることになりました。 脳の状態に問題はないのか。MRIという画像診断装置を使って、詳しい検査を受けます。 その結果、脳に異常が発見されました。 前頭葉と呼ばれる、脳の前の部分に白い塊があります。神経細胞が死滅したあとです。前頭葉は、計算や思考