安住の地はどこに ドイツでの難民登録を求め、ハンガーストライキをするアフガニスタンやイランの難民たち(ベルリン、10月25日) Thomas Peter-REUTERS ドイツのトーマス・デメジエール内相は今週、アフガニスタン難民の大半を本国に送還する、と発表した。今年大規模な難民受け入れを表明したドイツだが、ここへ来て難民への対応は厳しくなってきている。 デメジエールは今週行った会見で、アフガニスタンの反政府勢力タリバンが支配したり、戦闘が継続している地域から逃れてきた人、帰国後にタリバンの脅威にさらされる恐れのある人は引き続き難民として扱われるが、それ以外はアフガニスタンに送還する、と語った。 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、今年ヨーロッパには中東やアフリカからは、地中海を越えて56万人以上の難民が押し寄せている。アフガニスタンからの難民はそのうち20%以上を占める。デ
![ドイツがアフガン難民の大半を本国送還へ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/53de9d97704b55e8fa5a8f9abd7bfbf7794bf18f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.newsweekjapan.jp%2Fstories%2Fassets_c%2F2015%2F10%2Fwebw151030-thumb-780x538-82131.jpg)