【ルイビル(米ケンタッキー州)田中義郎】3日に74歳で死去したボクシングの元ヘビー級世界王者、ムハマド・アリさんのイスラム教式葬儀が9日、出身地の当地で営まれ、同日、米メディアが伝えた。リング外でも黒人差別と闘うなど20世紀の米国を代表する一人として数えられるアリさんの功績をしのび、ロイター通信によると1万4000人が別れを惜しんだ。 葬儀会場は1960年代にアリさんが試合を行った「フリーダム・ホール」。参列者の中にはトルコのエルドアン大統領、世界5階級制覇を達成し、アリさんの「後継者」と呼ばれたシュガー・レイ・レナード氏(60)ら著名人の姿もあった。