携帯サイト業界などで作る「モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)」が「健全」と認定した交流サイトで、子どもが犯罪に巻き込まれるケースが相次いでいることから、警察庁は今月から、EMAに対し各サイトの被害実態などの情報提供を行っていくことを決めた。 7日、EMAと覚書を交わした。同庁幹部は「被害実態を真剣に受け止め、今後は審査を強化してほしい」としている。 EMAは2008年、携帯サイト運営会社などの出資で設立された第三者機関で、会員企業などの運営するサイト内容を審査する。「健全」と認定されたサイトは、フィルタリング機能のついている携帯電話でも閲覧できるようになる。現在、「健全」と認定されているのは32サイトで、グリーやミクシィ、モバゲータウン、前略プロフィールなど子どもに人気の携帯サイトはほとんどフィルタリングの対象外となっている。ところが、同庁によると、携帯サイトを通じて子どもが被