調査地点で見つかった深海サンゴとクモヒトデの仲間(右)=海洋研究開発機構提供調査地点で見つかった深海サンゴ=海洋研究開発機構提供調査地点で見つかったイソギンチャクと隠れるカニ=海洋研究開発機構提供大陸の痕跡と見られる花崗岩が見つかった場所 【瀬川茂子】ブラジル・リオデジャネイロ沖の大西洋で、かつての陸地の痕跡とみられる岩石が見つかった。日本の潜水調査船「しんかい6500」が調べた結果で、伝説の古代大陸アトランティスのような大昔の大陸が海底に沈み込んだ可能性もあるという。海洋研究開発機構が7日、発表した。 今回の調査地点付近には幅千キロほどの台地状の隆起した地形があることがわかっているが、どのようにできたのかはわかっていない。今回、海底の崖を調べると、海底の薄い地殻で見つかる玄武岩ではなく、大陸の厚い地殻の中で見つかる花崗岩(かこうがん)でできていることがわかった。 花崗岩は、約10億