新・ぶら下がり社員とは 会社を辞める気はない。でも、会社のために貢献するつもりもない。そんな30歳前後の社員のことを、本連載では「新・ぶらさがり社員」と呼ぶ。 新・ぶら下がり社員ばかりになったら、企業はどうなるのだろうか。 みなが70%のやる気で働いていたら、そこそこ仕事は回っていきそうだが、それで安心していたら危険である。 企業の成長が止まる 企業にとって現状維持は衰退を意味する。マグロと同じで、泳ぎ続けていないと死んでしまうのである。企業が存続するにはわずかでも成長し続けなければならない。目標は100%ではなく、120%なのである。 新・ぶら下がり社員のやる気が70%なら、目指す120%との差は50%にもなる。その差を埋めるために、新入社員や40歳以上のベテラン社員の負担が増えれば、社内の雰囲気は悪くなるだろう。自分より働かない人が同じように給料をもらっていれば、フラストレーションがた