三重県桑名市教育委員会は18日、イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)が殺害したとする後藤健二さんの遺体とみられる画像を市内の小学5年生18人が小学校で閲覧し、うち11人が体調不良を訴えたと発表した。 市教委によると、18人は総合学習の授業中に自分たちでパソコンを検索し、閲覧した。授業はパソコン室と通常の教室を行き来しながら行われ、当時、教諭は教室にいた。閲覧後に11人が「気持ちが悪い」と保健室に行き、うち2人は下校時に保護者に迎えに来てもらった。 学校はこのクラスの全児童宅を家庭訪問して経緯を説明。スクールカウンセラーが児童の心のケアにあたる。【岡正勝】