東京五輪・パラリンピックの会場となる東京湾の水質を改善しようと、東京都は8日、お台場海浜公園(港区)に砂を投入した。アサリなどの貝がすみつくことで、水を浄化する効果が期待できるという。3月末までに、約1万1千立方メートル分を投入する予定。 この日は、砂の運搬船とショベルカーを載せた船が海上に並び、計400立方メートルの砂を投入。都によると、この対策は、伊豆諸島の神津島の漁港浚渫(しゅんせつ)工事で出た砂を活用する取り組み。3月末までほぼ毎日続け、4月以降も続ける方向で調整が進んでいる。 公園は五輪トライアスロンなどの競技会場。昨年のテスト大会では、海を泳いだ選手から「トイレのような臭さ」との声も出ていた。パラトライアスロンではスイムが中止になった。(斉藤佑介)
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