山口市内の小学校で昨年1月から、当時4年生だった女児の机に「しね」などと書かれたメモが入れられるいじめが続き、女児は登校できなくなった。市教委は「対応している」とするが、両親は「不十分だ」として昨年12月、県弁護士会に人権救済を申し立て、県弁護士会が調査している。 女児の父親によると、いじめが始まったのは一昨年の夏ごろから。同級生たちが女児に悪口を言うようになった。昨年1月28日には、女児の机に「しんでよね」と記したメモが入れられた。翌日以後も「しね」「ころす」などと書かれたメモが、何回も机や女児のランドセル置き場などに入れられた。2月17日にはランドセルに上履きで踏んだとみられる汚れが見つかり、翌18日にはランドセルに×印の傷が付けられた。 父親は担任教諭や校長らに、いじめている児童に謝罪と反省をさせ、いじめが再発しないよう指導の徹底を求めた。だが「『学校はいじめの実行者を特定する気はな