記事一覧 ヒラメ寄生虫が原因で食中毒 敦賀の飲食店、症状回復 (2015年2月15日午前7時10分) 福井県は14日、同県敦賀市本町1丁目の飲食店「御食事処なかや」(瀧波裕幸さん経営)で12日に食事をした40〜50代の男性3人が下痢や嘔吐(おうと)を訴え医療機関を受診する食中毒が発生したと発表した。入院はせず、いずれも症状はほぼ回復している。県は刺し身として提供したヒラメに感染していた寄生虫が原因と断定した。 県医薬食品・衛生課によると、男性10人のグループが12日夜に同店でヒラメの刺し身などを食べ、うち5人に症状が出た。県衛生環境研究センターでヒラメの刺し身の残りを調べたところ、食品衛生法の違反基準を超える寄生虫「クドア・セプテンプンクタータ」を確認した。 同店がヒラメの残りを廃棄したことで食中毒の拡大を防ぐ対策が講じられているとし、県は営業停止処分を行わなかった。県内でこの寄生虫を