自身が手掛けたマスクを着ける、デザイナーのイル・ヨハンスドッティルさん。アイスランド・レイキャビクのスタジオにて(2020年5月11日撮影)。(c)Jeremie RICHARD / AFP 【5月23日 AFP】マスクから飛び出るグロテスクな舌や牙──アイスランドのデザイナーが一味変わった「怖がらせる」マスクを製作した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)におけるマスクの有効性については議論が続いているが、このマスクは飛沫(ひまつ)による感染を防ぐというよりも、むしろ対人距離を保つことが目的だ。 デザイナーのイルラリ(Yrurari)さん(本名イル・ヨハンスドッティル<Yr Johannsdottir>さん、27)は、3月と4月の外出自粛期間中に見た映画やテレビ番組から着想を得た。「距離を保つというルールのためならば、マスクを『恐ろしい』ものにしたらいいと思った。一種のジョ