東京電力福島第一原子力発電所で、原子炉を取り囲む格納容器の調査のために内部に投入されたまま動かせなくなっていたロボットについて、東京電力などは回収を断念するとともに13日に予定していたもう1台のロボットを使った調査を延期することを決めました。 東京電力などはロボット本体か遠隔操作用のケーブルが障害物に挟まるなどした可能性があるとみて、搭載されたカメラで周辺の状況を確認するとともに、走行用のベルトを操作したり、遠隔操作用のケーブルを人力で引っ張ったりして復旧を試みていました。 しかし、ロボットは全く動かず改善が見られないことから、12日夜、回収を断念することを決めました。 1号機の格納容器では13日、もう1台のロボットを使って2日目の調査が行われる予定でしたが、格納容器につながる配管には動かなくなったロボットのケーブルが残った状態で、このままでは2台目を投入できないため、東京電力などは13日