安倍元首相の銃撃事件をきっかけに、宗教法人世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の様々な問題が注目されている。 着工は40年前 佐賀・長崎に残る掘削の痕 かつて九州には壮大な構想があった。 取材班が佐賀県唐津市の山間部を進んでいくと、発見したのは「日韓トンネル唐津調査斜坑」の文字。看板の下には大きな穴も確認できる。 看板に書かれた「日韓トンネル唐津調査斜坑」の文字 この記事の画像(14枚) 日韓トンネルは、九州と韓国の間を約230kmの海底トンネルで結ぶというもの。国際ハイウェイ財団という団体が40年近く前に工事を始めた。 九州と韓国を海底トンネルで結ぶ この国際ハイウェイ財団こそが、旧統一教会の関連団体なのだ。2016年には世界平和統一家庭連合の韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁が唐津市内のトンネルを視察に訪れている。 国際ハイウェイ財団によると、地質調査を目的に掘られたトンネルの長さは540m。