世の中には「インフルエンザ薬を作るための感染実験」や「放射性物質を扱う実験」といった、リスクが高くても人間の手を必要とする「作業精度」を求められる仕事がある。このような作業を自動化するため、産業技術総合研究所と安川電機が共同で「まほろ」というロボットを開発している(DigInfo TV、産総研)。 まほろは手作業と同様の仕事を行えるように開発されたロボットで、実験に使用する「試験管」や「解析機」といった人間用機材をそのままロボットで扱える汎用性の高さがウリ。これでプロジェクトごとに改良強化新型ロボットを開発する必要がなくなったらしい。また人間の肘の動きができるように、一般の工場用ロボットより関節を一つ増やした7自由度の構造も特徴とのこと。 操作は複雑なプログラミングを必要とせず、使いたい道具を3Dスキャナでスキャンしてあらかじめ「仮想実験施設」を準備しておき、そこでマウスで指示を出すだけで