2016年4月に最大震度7の揺れが2度襲った熊本地震。死者は272人にのぼります。月日は流れ、自宅の再建、インフラ整備、復興は着実に目に見える形で進みますが…今もなお、地震で大切な人を亡くした遺族はあの日を忘れることはありません。 先天性の心臓の病気で入院中に病院が被災、転院を余儀なくされ、わずか4歳でこの世を去った宮崎花梨ちゃん。 あれから4年―。花梨ちゃんの母親はいま、娘と同じ年くらいの子どものために花梨ちゃんがいた病院でボランティアをしています。月日とともに忘れゆく災害の記憶を後世につなぐためにいま思うこととは。