張り子のだるまをかぶってコミカルな踊りを披露する「だるま踊り」が12日、鳥取市馬場の倉田八幡宮の秋祭りで奉納された。5体のだるまが民謡などに合わせて境内を縦横無尽に動き回り、見物客から爆笑と大きな拍手がわき起こった。 だるまをかぶるのは、倉田八幡宮の氏子らでつくる「中大路だるま踊り保存会」のメンバー。だるまは竹の骨組みに紙を張り、水性ペンキで彩色したもので、メンバーらが手作りした。 レパートリーは「草津節」など3曲で、それぞれに合わせた振り付けを披露した。張り子をかぶっての炎天下の踊りはハードで、3曲を演じきると体重が約2キロ減るという。途中で体力を消耗して足がもつれる踊り手もおり、会場の笑いを誘っていた。 東京都世田谷区から見物に訪れた桜田敬介さん(36)と妻、幸子さん(35)は「1年越しの願いがかなって見ることができ、感動しました。ここにしかない、とてもおもしろい芸能なので続けてほしい