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話す事に関するponyoponyokunのブックマーク (1)

  • 朝のコージ君 - ★Beat Angels

    横須賀線沿線に住むコージ君の朝は満員の通勤電車で始まる。始発駅の隣の駅から電車に乗り込むのでたいていは席に座ることができる。コージ君の勤める会社は横浜駅の次の新川崎駅にあった。座る席は降りる駅のエスカレータの近くの扉のすぐ横と決めていた。新川崎駅までの約50分の通勤時間の中でコージ君は座りながらスマホで音楽を聴くことにしている。お好みは70年代の古い歌謡曲、しかも当時のアイドル歌手の曲であった。 その日もいつものように通勤電車の中、座りながらアグネス・チャンの「草原の輝き」を聴いていた。横須賀線が横浜駅に停車すると大勢の通勤客が乗りこんできて車内は混雑する。コージ君の席の前にも若い女性がつり革につかまって立っていた。コージ君はその女性の顔をかすめ見た。長い髪の若い女性である。どこかアグネスにも似ているような気がした。 その翌日もアグネスはコージ君の前に立った。その翌日も同じだった。その日は

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