グイマルのピラミッド グイマーのピラミッドは、カナリア諸島テネリフェ島のグイマルに6基ある階段状の構造物。 ピラミッド型をしている。モルタルが用いられておらず、溶岩を用いて建てられている。グイマルのチャコナ地区にある。これらの構造物は19世紀に完成し、その起源としては近代農業技術の副産物である可能性がある。 同じ手法・同じ素材から成るピラミッドは、テネリフェ島のあちこちで見られる。グイマルにはもともと9基のピラミッドがあったが、現代まで残っているものは6基だけである。 1990年、ノルウェー人冒険家かつ出版業者のトール・ヘイエルダールは、テネリフェ島のディアリオ・デ・アビオス紙に掲載されたフランシスコ・パドロンの記事「カナリア諸島の本物のピラミッド」を読み、「カナリアのピラミッド」を意識するようになった[1]。ヘイエルダールは、エジプトと中央アメリカを結ぶ大洋間リンクが存在すると仮定してい