気象庁は2014年8月9日に、降水域の分布を解析・予測する「高解像度降水ナウキャスト」(画面)のシステムで障害が発生し、情報提供が停止していたと発表した。8月9日10時10分から14時30分にかけて、「作成システム」に障害が発生し気象庁ホームページや外部へのデータ配信ができない状態になった。 同庁予報部業務課の説明によると、サーバーを再起動したところ、復旧したという。8月11日時点では詳しい原因は分かっていない。障害が発生したのは台風11号が日本列島に接近していたタイミングと重なるが、外部からのアクセス集中のために障害が発生した可能性は低いという。 「高解像度降水ナウキャスト」は、8月7日に開始したばかりだった。従来の「降水ナウキャスト」の1km四方に比べて高解像度(250m四方)で降水域の分布を解析・予測して配信できる仕組みである。従来の「降水ナウキャスト」は8月9日も正常に動作していた
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