来年4月から,ぼくが教えるゼミは2~4年まで揃う。週3コマはゼミを行うことになり,教務の大半はそれに費やされる。不況の影響で,ゼミ参加学生は非常に増えており,多くの教師にとっても学生にとっても「ゼミ」が大学生活の中心になるだろう。これまでと同様,今後もゼミ運営の試行錯誤が続く。 ぼく自身がゼミに入ったのは大学3年のときだ。数理経済学のゼミで,3年では一般均衡理論に関する邦訳された入門書,4年では英語の専門書を輪読した。ゼミ生の大半は,その本に書かれたアルゴリズムを実行する研究を行ったが,ぼくはそこから逃げて,ゲーム理論の文献サーベイで卒業論文を書いた。 修士課程では2年次(か1年の最後あたり?)に産業組織論のゼミに入った。修士論文を書くことを目標として,先生が指示する論文を次々読んで,年の後半には自らの研究の進行状況を報告した。ゼミ生は3人しかいないので,ほぼ毎回何かを発表していたはずだが
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