ロシアの東シベリアから日本海沿岸に延びる新たなパイプラインで、先月の全面開通以来、17日初めて、日本向けの原油の輸出が始まり、ロシアでは、大口の輸出先として日本への期待が高まっています。 東シベリアの油田地帯から日本海沿岸に延びるロシアのパイプライン、「東シベリア太平洋石油パイプライン」は先月、およそ4800キロが全面開通しました。 パイプラインの終点となるコジミノの石油ターミナルでは、先月の全面開通以来初めて、日本向けに原油が出荷されることになり、17日、10万トンの原油を積んだタンカーが日本に向け出港しました。 石油ターミナルを運営するトランスネフチ社によりますと、コジミノから日本までの輸送時間はおよそ48時間と、数週間かかる中東などと比べかなり短く、17日、出港したタンカーは19日には、茨城県の鹿島港に到着する予定だということです。 トランスネフチ社の幹部は「日本は大量の東シベリア産