現在、岐阜県・愛知県・長野県・滋賀県・大阪府で発生が認められている豚コレラ。 治療法がなく、強い伝染力と高い致死率を誇ることから「家畜伝染病」に指定されていますが、同じ家畜伝染病が発生した過去のケースと比べても終息に時間がかかっていることが明らかになりました。詳細は以下から。 まずチェックしてもらいたいのが、岐阜県で豚コレラの発生が確認された時期。農水省は2018年9月9日に、最初の患畜が確認された旨を発表しています。 岐阜県における豚コレラの患畜の確認及び「農林水産省豚コレラ防疫対策本部」の開催について:農林水産省 残念ながら167日が経過した今日もなお、終息宣言が出せる状況にはありません。 ちなみに民主党政権下での2010年に宮崎県で発生した同じ家畜伝染病の「口蹄疫」の場合、4月20日に発生が確認され、宮崎県知事が終息宣言を出したのは8月27日。129日で事態の収束をみています。 わか
ブタの伝染病、豚コレラの感染拡大が続く中、農林水産省はブタへの感染を防ぐワクチンの接種を決めました。豚肉の流通も地域を限定しない方針で、豚コレラの発生がないことを示す「清浄国」の認定を国際機関から取り消されるのは避けられない見通しとなりました。 農林水産省は今月、ブタへのワクチン接種を決め、接種したブタの肉をその地域だけで流通させることで国全体が「清浄国」ではないとされるのを避け、輸出などへの影響を最小限にとどめられないか、検討してきました。 しかし、27日開かれた対策を決める委員会で示された案では、豚肉の追跡が難しいことなどを理由に流通する地域は限定しないとしています。 このままでは、ワクチンを接種した時点で、認定を停止された状態から「清浄国」に復帰するのは事実上、不可能となり、国全体が「清浄国」の認定を取り消されるのは避けられない見通しとなりました。 農林水産省は「輸出の相手国に説明を
日本、豚熱「非清浄国」に 発生2年、豚肉輸出に支障 2020年09月03日00時14分 日本は3日、家畜伝染病「豚熱(CSF)」について、感染が確認されていない国を指す「清浄国」の国際認定を2007年以来13年ぶりに失った。18年に岐阜市で発生後、2年間の猶予期間中、豚熱を封じ込められず、ワクチンを使用したため「非清浄国」に転落。日本産豚肉が敬遠され、新たな輸出先開拓を目指す国内農家には痛手となる。 肉の違法持ち込み、罰金3倍 アフリカ豚熱、改正法成立 岐阜市の養豚場では18年9月3日から豚の死が相次ぎ、国内で26年ぶりとなる豚熱と確認された。農林水産省は当初、殺処分による撲滅を目指したが、野生イノシシが媒介役となり、中部・関東地方を中心に感染は拡大。農水省は1年が過ぎた昨年9月にワクチン接種にかじを切った。 清浄性は国際獣疫事務局(OIE)が認定する。感染した豚との区別が付かなくなるとし
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