肥満に関係する膜タンパク質の機能を解明−理研、糖尿病の治療法開発に期待 医療介護CBニュース 11月21日(水)17時22分配信 肥満に関係する膜タンパク質の機能を、理化学研究所の脳科学総合研究センター神経膜機能研究チームが解明した。人からショウジョウバエまで共通して保存されているGタンパク質共役受容体(GPCR)の一種である「GPRC5B」が、酵素活性の抑制や情報伝達システムで重要な役割を果たしていることが判明したことから、肥満による2型糖尿病の発症機構の解明と、新たな治療法の開発に期待ができるという。 2型糖尿病は、脂肪組織の慢性炎症が引き金となり、血液中のブドウ糖の量が増加することで発症する。肥満は、この2型糖尿病の主な危険因子となっている。 神経膜機能研究チームのキム・ヨンジョン研究員と平林義雄チームリーダーらは、肥満に関係があるとされるGPCRの一種であるGPRC5Bに着目し