<NEWS NAVIGATOR> ◆熱中症どうやって防ぐの? ◇十分な水分と塩分の補給を 多湿なら室内でも危険 なるほドリ 「熱中症」ってどんな病気? 記者 暑さで体温が一定に保てなくなり、体内の水分や塩分のバランスが崩れて異常が表れた状態をこう呼びます。症状によって主に3種類あり、「熱疲労」(倦怠(けんたい)感、めまい、吐き気)、「熱けいれん」(けいれんやこむら返り)、「熱射病」(反応が鈍い、言動がおかしいなどの意識障害)です。厚生労働省によると、熱中症による死者数は増加傾向にあり、15~19歳は運動時、30~59歳は労働中、65歳以上の高齢者は家や居住施設での死者が大半を占めます。死者の6割は高齢者です。 Q なぜ死者に高齢者が多いの? A 体内の水分が若い世代より少なく代謝機能も落ちるため、発汗による体温調整ができにくいのです。加齢でのどの渇きを覚えにくく、水分補給が遅れがちになるこ