日本は今、少子高齢化時代、経済低成長、そして、東日本大震災と原発事故という大きな苦難に直面しています。そして世界には、覇権国アメリカの衰退とアジアの勃興、世界の多極化という大きな流れがあります。今回の衆院選と2013年の参院選は、このような流れの中で、日本が国益を守りながら関係国との友好関係を深め、国民一人ひとりの人権や命の尊厳が大切にされる社会を作っていけるか、が問われる選挙だと考えています。 政策課題はたくさんあります。12の党がそれぞれの主張を展開し、有権者には判りにくさもあります。しかし、突き詰めていけば、日本が抱える困難の根底にあるものは、大きなひとつの問いだと思います。それは、将来の日本が、「対米従属国家」のままでいるのか、それとも本当の意味で主権を取り戻し「真の独立国家」になるのかという問いです。 普天間移設問題、消費増税、脱原発、TPP、領土問題・・・政治が解決できず、国民