子どもの頃、夏休みに、近くの図書館へ勉強や宿題をしに出かけた思い出を持つ方は多いのではないでしょうか。近年図書館は、オフィスを持たないノマドワーカーや、お年寄りの憩いの場としても注目されるようになってきました。今回は自宅でもない、会社や学校でもない、"第三の居場所"として利用が広がっている図書館に注目してみました。 図書館の自由 今年の4月5日に掲載したコラム「逃げる力」には、皆さんから大きな反響が寄せられました。このとき紹介したのは、鎌倉市図書館のツイートです。学校に行けない、もしくは行きたくない子どもたちに向かって、「もうすぐ二学期、学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい」「一日いても誰も何も言わないよ」「逃げ場所に図書館も思い出してね」と呼びかけたのでした。ツイートした日付は2015年8月26日。子どもの自殺が年でいちばん多くなる9月1日を意識してのもの
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