酒と来れば次はタバコでしょうか。筒井さんは、結構お吸いになられるというイメージがありますが。 「もうだいぶ前になるか、『最後の喫煙者』(87年)という短編小説を書いたころから、多くの取材を受けてきましたからね」 普段はどれくらい吸われるんですか。 「執筆中は夢中になって書いているので喫いません。まあ、普段は1時間に1本くらいかな。新幹線に乗っている時は3〜4回喫煙ルームに行くくらいです」 さて、1月は「成人の日」があります。今の若い人たちに先輩として何かメッセージがありますか。 「僕が20歳の頃のメチャクチャな時代と今とは比較にならんでしょう。それに、僕の周囲にいる子はいい子ばかりなのに、新聞やテレビで見る子は悪い子ばかり。僕の知っている子で一番優秀なのは、おいっ子で、やがてJAXA(宇宙航空研究開発機構)に入るかもしれない。専門家に聞くと、普通の老人も宇宙船に乗れるようになるのはあと30
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