虚偽の情報やデマがインターネット上で広がるにつれ、「メディアリテラシー教育」の必要性が指摘されるようになっている。日本と米国でキャリアを積んだ菅谷明子さんは、いち早くメディアリテラシーに注目したジャーナリストである。この分野の著書もある菅谷さんに、メディアリテラシー教育が大切にすべきことや課題について、オンラインでインタビューした。(構成・中井祥子) 菅谷 明子 在米ジャーナリスト。ハーバード大学ニーマンジャーナリズム財団理事。コロンビア大学大学院修士課程修了、東京大学大学院博士課程満期退学。『Newsweek』日本版スタッフ、経済産業研究所(RIETI)研究員などを経て独立。2011-12年ハーバード大学フェロー(特別研究員)を経て、2014年から現職。著書に『メディア・リテラシー 世界の現場から』『未来をつくる図書館 ニューヨークからの報告』(共に岩波新書)など。 「クリティカルシンキ