【コラム】ダイナミックObjective-C (26) メッセージ送信(4) - メッセージ送信の流れと関数呼び出しとの違い | エンタープライズ | マイコミジャーナルメッセージ送信の流れ 前回までで、メッセージ送信を理解するために必要な事柄をすべて説明できたはずだ。今回はこれまでに説明したことをベースに、第13回で紹介したメッセージ送信の流れを読み砕いてみよう。 メッセージ送信 オブジェクトAがメソッドを指定 まず、ソースコード上で呼び出すメソッドが指定される。 メソッドのためのセレクタを取得 ソースコードをコンパイルすると、メソッドはセレクタでとして認識される。ここでは、セレクタはただの文字列である。ランタイムにこのコードが読み込まれると、一意のセレクタに変換される。 オブジェクトBにメッセージを送信 メッセージ送信には、objc_msgSendというランタイムAPIを使う。このAPIに、ターゲットとなるオブジェクトBと、セレクタを渡す事になる。 セレクタからメソッドの実装を取得 まず、オブジェクトBからクラス情報を取り出して、メソッドの実装
