映画、音楽、お笑い、マンガなど、生活を豊かに彩るさまざまなポップカルチャー。 時代の移り変わりと共に、これまで見過ごされてきてしまっていたようなことが次第に問題として提起されるようになってきている。それぞれのシーンを構成するオーディエンスの一員として、誇りを持っているためにできることとは。 愉快な趣味人おじさんであるために 3歳の友達ができた。現状割り当てられた性でいうなら男の子だ。彼と接するのが怖い。自分が子供のころ、手本にできる大人の男性がいなかったから。彼にとっての自分も同じことなんだろう──そういう思いがどこかにある。 今自分が仕事で扱っているポップミュージック、お笑い、マンガ、映画といったポップカルチャーには、思春期の退屈から救い出してもらった大恩がある。3歳の彼をはじめとした年齢ひと桁台の友達たちにとっての自分は、そういうカルチャーの紹介者でありたい。趣味人で愉快な“ジョーイお
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