「強ければファン増える」住生活G 赤字解消より勝利優先 プロ野球横浜の買収交渉を進めている住生活グループで、準備プロジェクトのリーダーを務める溝口和美トステム副社長は22日、東京都内で買収成立後の球団運営について「球団で業績を挙げろといったら、勝つしかない。赤字でもいいけど勝てばいい」との見解を語った。 昨年、球団は20億円以上の赤字だったが、溝口副社長は「営業利益をそこ(球団経営)でプラスにしようというのはない。強くなっていけば、ファンも自然に増える」とし、チーム強化によるグループの宣伝効果アップへの期待感を口にした。 横浜は今季、3年連続の最下位に終わった。溝口副社長は「95敗もしては駄目。強くなるために今の組織でいいかどうかというのは、考えなければいけないかもしれない」と体制見直しの可能性にも触れた。