今月に入ってイギリスで起こった大規模な暴動。先進国であるイギリスで、何故こんな事件が起こったのか。「階級社会」「不良文化」「行き過ぎた社会保障」などなど、様々な文脈で解説が試みられてきました。 「当事者すら争乱の理由が分からないという状況は、『ぼくの考える社会の欠陥』的な牽強付会の自説を宣伝する絶好の機会だ。」http://anond.hatelabo.jp/20110816094649 で、あるとしたら。このハテナのエントリー自体も含まれるのでしょうか? 続きを読む
![イギリス暴動はほんとに「鬱屈と絶望」で起きたの?](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a5e721124ae9a0668a74d5ae94c4245b97e7f887/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fs.tgstc.com%2Fogp3%2F689f5a21cd9781e7a85da3beaaa0c6b1-1200x630.jpeg)
ロンドンその他都市のあの「愚者の祭り」から1週間が過ぎて、あの月曜日の事情が少しずつ分かってきた。5年以上ロンドンに住んでいる者としてあれこれ考えることも多かったし、諸事情で「暴徒」のおかれた環境について少し知る機会もあったので、少し書いておきたい。 あの日起こったことは何だったのかこれについては、無軌道な若者の暴走と言うことで概ねコンセンサスは取れているように思う。以下のtogetterは現状ロンドンで理解されていることに近い。 http://togetter.com/li/172491 警察が、最初の暴動の抑制に失敗したことで、「今なら何をやっても大丈夫」という無礼講的なお祭り騒ぎが一挙に拡大したと言うことなのだろう。周囲の興奮と燃えさかる炎に当てられて、「乗るしかない、このビックウェーブに!」とばかりに舞い上がってしまった子供が相当数いたであろう事は間違いない。(ロンドンで逮捕された
MBSの「辺境ラジオ」も今回で4回目。 不定期収録、収録時間毎回違う、放送時間毎回違うという、いかにもラジオ的にカジュアルな番組である。 精神科医名越康文先生、MBSの西靖アナウンサーと僕の三人のthree-man talk をガラス窓の向こうから伊佐治プロデューサーが顔を赤くしたり青くしたりしながら見ているという四人組ベース。 今回は「震災」テーマでのトークである。 菅首相が浜岡原発の停止を要請したが、それについての評価から話が始まった。 名越先生も私も、これは官僚や電力会社への根回しが十分にされた上での結論ではなく、総理のトップダウンでの「私案」に近いのではないかという意見だった。 浜岡原発の運転の可否についての議論はもちろん専門的な機関で行っているのだろうが、結論はわかっている。 「安全性に問題はない」である。 でも、東海大地震が起きて、放射性物質が漏出するような事態になったら、政府
ピーター.F.ドラッカー氏著の “Managing for the Future”(『未来企業−生き残る組織の条件』)が、発売された3月から全米で注目されています。(日本では5月にダイヤモンド社より刊行の予定)この著書はドラッカー理論の集大成ともいわれ、経済、人、マネジメント、組織など多岐にわたるテーマについて将来はどうなるのか、どのような行動をとればいいのかなど数々の指針が織り込まれており、ビジネスマンにとって必読の書となるでしょう。 ドラッカーはその一部で、未来企業の運営は旧来の「野球チーム型」から「サッカーチーム型」に移行すべきだと述べています。野球チーム型とは一人の選手に一定のポジションと打順が与えられ、それに則ってプレーする。それぞれの守備範囲は大体決まっていて他の場所まで大幅に侵入することはありません。ボールはいわば上司からの命令のようなものでそれによって選手が動く。ほとんどの
ライターによる火災が相次いでいます。先日も、ライターの火が原因と見られる車両火災で幼い子どもが亡くなりました。車内に置いてあったライターで遊んでいるうちに、カチッと押してしまい、火が何かに燃え移ったのかもしれません。 消防庁によると、2009年の火災のうち、火遊びによるものは1952件ありました。また、消費者庁と消防庁の調査によると、火遊びによる火災のうち、ライターが原因となるものの割合は5割を超えています。さらに、ライターの種類を分析した結果によると、使い捨てタイプのものが9割近くになっています。つまり、使い捨てライターで火遊びをしているうちに火災になったケースは、1000件程度あったと想像されます。 現在、出回っている使い捨てライターには、大きく分けて2種類あります。フリント式と呼ばれる、回転するヤスリと発火石(フリント)によって火花を出して着火するタイプと、電子式と呼ばれる、電気的に
子どもによるライター火災が多発している問題で、経済産業省は16日、安全規制案を公表した。子どもでも点火できる従来型の「100円ライター」や、音や光が出たり人気キャラクターが印刷されたりして子どもの興味をひくライターの販売を来年9月27日から禁止するとしている。ブランド品などの高級品は除外するが、年間約6億個流通しているライターの9割以上に規制の網がかかることになる。 経産省は来月15日まで一般の意見を募り、同月中に閣議で正式決定したい考えだ。 経産省は、12月27日にライターを消費生活用製品安全法上の特別特定製品に指定する。点火レバーの固さなどを国内外の試験機関でテストし、合格したことを示す「PSCマーク」が付いていないと販売できないようにする。ただ、マークが付いていないライターの販売も来年9月26日までは認める。
松尾匡のページ 用語解説:右翼と左翼 本サイトのエッセーなどでは、「右、右たらず。左、左たらず。」という現状をしょっちゅう嘆いている。どうも、世間の右、左の基準と、自分の基準がかなりズレているようなのだが、元来の筋を通せば私の基準になるはずである。ここでは、このサイトで、「右翼」「左翼」という言葉が何を意味しているのか、簡潔に図式化して説明しよう。 【世界の切り分け方が違う】 右翼と左翼の違いの最大のポイントは、世界を切り分ける見方の違いである。稲葉振一郎さんの新著で紹介されている田島正樹氏も似たようなことを言っているようだが、もっと大胆にすっきり図式化するとこうなるだろう。 世界を縦に切って「ウチ」と「ソト」に分けて、その間に本質的な対抗関係を見て、「ウチ」に味方するのが右翼である。 それに対して、世界を横に切って「上」と「下」に分けて、その間に本質的な対抗関係を見て、「下」に味方するの
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