語学と日常生活「実状に疎い経済学者の告解」 英フィナンシャル・タイムズ紙 8/4付 ティム・ハーフォード Confessions of an armchair economist By Tim Harford 記念日というのは省察の機会である。信用収縮の三周年記念日が近づく中、私は経済学者として間違っていた部分について省察を行っている。もちろん、私の間違いに興味があるのは私自身だけだ。しかし、こうした間違いは経済学者全体を代表しているのではあるまいかと私は危惧している。 打撃を和らげるために、私は、自分が何を間違えていなかったかについても考えた。私は今でも確信している。政府の介入は要領が悪くなる傾向があることを。一般的に市場は経済問題に対して適切な解決策を提供してくれることを。そして、人々はインセンティブに対して理性的に反応する傾向があることを。私はこうした点のいずれについても間違っていた