全国有数の進学校として知られる私立開成中学・高校(東京都荒川区)で10日に開かれた運動会で、延長コードを差し込むコンセントから煙が出る騒ぎがあったことがわかった。 何者かがコンセントに針金を差し込み、ショートしたとみられる。生徒や保護者ら数千人にけがはなかった。 同校の運動会では、2013年に中止を求める脅迫文が届き、14年も似たような発煙騒ぎが起きるなど、トラブルが相次いでいる。同校は「悪質ないたずらで看過できない。警察への相談も検討する」としている。 同校によると、10日夕、運動会でグラウンドに設けた、やぐら内のコンセントから発煙しているのを生徒らが見つけ、消火器を噴霧した。コンセントには、長さ約10センチの針金が差し込まれていたという。 昨年の運動会でも、コンセントに針金が差し込まれるいたずらが3か所あり、うち1か所から発煙する騒ぎがあった。