本日、総務省統計局から失業率などの労働力調査が、また、厚生労働省から有効求人倍率などの職業安定業務統計が、さらに、総務省統計局から消費者物価指数が、それぞれ発表されました。いずれも8月の統計です。失業率が前月から0.1%ポイント、また、有効求人倍率も前月から0.1ポイント、それぞれ改善は示しましたが、雇用指標は実に緩慢にしか改善を示していない一方で、消費者物価は依然としてデフレから脱却する糸口さえ見えません。まず、いつもの日経新聞のサイトから記事を引用すると以下の通りです。 失業率5.1%に改善 8月、雇用環境はなお厳しく 有効求人倍率、0.54倍に上昇 総務省が1日発表した8月の完全失業率(季節調整)は5.1%と前月に比べ0.1ポイント下がった。改善は2カ月連続。勤め先の都合による離職などが減り、完全失業者数が減った。厚生労働省が同日まとめた有効求人倍率(同)は前月から0.01ポイント上
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