勲章は、国や公共のために功労があったかたを、国として表彰するもの。そんな勲章の種類や授与にいたる手続、勲章の着け方などをご紹介します。 1何のためにあるの?国や公共のために功労のあったかたなどを、国として表彰するためです。 社会や多くの人のために重要な仕事をした人、目立たなくても大切な仕事をこつこつと長年続けた人、誰かを救うために力を尽くした人――そうした人や仕事ぶりに、光を当てる仕組みがあります。 国や公共のために功労のあったかた、社会の各分野において優れた行いのあったかたなどに対し、国としてその功績や業績を表彰するために、「栄典制度」が設けられています。その栄誉のしるしとして勲章や褒章が授与されます。 毎年、4月29日(昭和の日)と11月3日(文化の日)に授与される「春秋叙勲・褒章」はニュースにも取り上げられますので、ご存じのかたは多いと思います。 勲章制度は明治8年(1875年)、褒
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